Local OM information(JA1FT)
ローカルのOMさんを紹介します。
すばらしい仕上がりのAM送信機を製作しているJA1FT(綿引)さんです。
最近7195KHzのAMに刺激され新たに40mバンドの送信機を製作されました。
手作りですが,厳選したパーツでプロ仕様の仕上げです。
昔は,業務用送信機の開発・製造をしていたそうで,ものづくりの腕前は磨きがかかり衰えていないようです。
アマチュア無線は,開局当時以来60年ぶりにカムバックということで,AMでのんびり交信をしたいという希望から安心して交信を楽しめる送信機を納得できるように製作しているそうです。
そのような拘りから,目的に合わせたモノバンド構成でプロ機同様電波法無線設備規則の基準に適合する水準であることを測定器で確認しながらの製作です。
今回製作された送信機の概要は以下の通りです。
仕様
・周波数 | 7181.000KHz | |
7195.000kHz | ||
・空中線電力 | 10W | |
・変調方式 | 抑制格子(サプレッサ・グリッド)変調 | |
・終段管 | 3P50A プレート電圧600V | |
・変調管 | 6AQ5 |
Xtalは,特注により温度特性を考慮して製作していただいたもの。
オーブンには入っていませんが,アジレントの周波数確度が1×10の-8乗のカウンタで,10Hz以内です。
製作期間:2012年12月〜2013年2月末日
なお,ICOM IC-7700を受信機として使用しています。
受信機は,JRC,アンリツ,小林等の業務用受信機やハマーランド等を多数所有していますが
7195KHzのAMには,ICOM IC-7700が使い慣れてきたのでメイン受信機になっているそうです。
アンテナは,フルサイズダイポールアンテナ(高さは10m程度)
今後の予定ですが,3757KHz用のAM送信機の構想を練っているところです。
次の作品を期待して下さい。