トリオ 10W級オールバンド送信機用コイル・キット KX−1

トリオから発売されていた「KX-1」は,当時のTX−88A等と仕様は,ほぼ同じで 3.5,7,14,21,28MHzの5バンド用の送信用コイルキットです。

40年以上前になるが,中学2年の夏に,水戸駅近くのパーツ店に展示してあるのを見つけ正月のお年玉を使って購入しその後,他の部品も入手し説明書通りの送信機を自作した。

この送信機のRF部分の構成は,TX88Aとほぼ同じで,終段にはUY-807を,変調器にはUZ-42を2本使用したプッシュプルで構成し約10Wの送信出力が得られた。その後,友人が開局するのに欲しいと頼まれ譲ってしまい,手元にはキットの説明書と空箱しか残っていない。

説明書は,10Wオールバンド送信機の自作に参考になると思い保管していたものを先日発見した。

最近では,真空管や関連部品の入手が難しくなりつつあるので,これと同等のコイルの自作方法について時間のあるときに検討してみたいと考えている。

以下に,オールバンド送信機の自作に参考となる「KX-1」の取扱説明書を掲載しておく。

※画面をクリックするとサイズが大きくなります。

以下に,付属していた綴じ込み資料を掲載しています。

当時は,IDEALからTX-88Aに似たケースキットと次のようなシールドケースのキットが発売されていました。

私もその終段管シールドケースのキットを使って終段部分を製作しました。

印刷イメージのpdfを希望する方はここにあります。

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